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採用広報には動画も効果的、求職者が求める採用動画のコンテンツ・トーン・長さとは

採用広報・採用ブランディングコンサルティングのカキモトリクオフィスです。今回は採用動画を求職者・企業がどのように捉えているか、また求職者が求める採用動画のコンテンツやトーン、動画の長さについて数字をご紹介しながら説明します。

動画による企業理解を希望する求職者が増加している

動画で企業理解したいと考える求職者が増加しています。

2023年7月に20代の社会人を対象にして実施された調査では、企業理解を深めるために活用したいコンテンツとしてテキスト情報の21.2%、写真・画像の32.6%を上回る45.5%が「動画」と回答しています。

また、企業理解を深められる動画コンテンツの内容を上位から並べると次の通りです。

・社員の1日を知ることができる動画
・働く環境(オフィスや立地)の紹介
・会社説明動画
・社員へのインタビュー動画
・事業やサービスの紹介動画
・社長や事業責任者へのインタビュー動画

自分が入社したらどんな1日を過ごすのか、シミュレートしやすい「社員の1日」や、平日の大半を過ごす仕事場がどのような環境であるのかなど、実践的とも言える内容に関心が集まっています。

また、社会人経験3年以上と3年未満を比較すると、社会人経験3年以上の20代は「社員の1日」「働く環境の紹介」が人気ですが、社会人経験3年未満の層は「会社説明動画」への関心も高くなっています。

即戦力として期待できる経験を積んだ人材に対しては、「社員の1日」や「働く環境」など自分を投影して働く姿をイメージできるコンテンツが重要と言えそうです。

さらに、「事業やサービス紹介」「社長や事業責任者へのインタビュー」が低いのはコンテンツ自体にニーズがないという理由ではなく、テキストの採用広報記事などより深堀りできるツールが好まれるという結果の可能性が考えられます。動画とテキストをコンテンツごとに使い分ける必要性も、合わせて検討する必要があるでしょう。

参考:【株式会社学情】企業理解を深めるために活用したいコンテンツは、「動画」が45.5%で最多

自社のブランディングにつながると考える採用担当者が70%以上

採用担当者にとっても動画の価値が高まっています。2022年11月に企業の採用担当者を対象に行われた調査では、2022年度の採用活動で目標人数の採用に成功した企業の63.3%が、採用活動で動画を活用していると回答しているのです。

そして、動画コンテンツを採用活動に取り入れるメリットとして、回答者の50%以上が感じている点は次の通り。

62.3% 内定承諾率の向上につながった
52.2% 選考通過率の向上につながった
52.2% 採用後のミスマッチが起きにくくなった

これら、採用活動における動画活用のメリットに気づいている採用担当者のうち73.8%と大半は「自社のブランディングにつながる」とも回答しています。

ただし、動画コンテンツの制作費は安いとは言えません。約半数が「300万円以上」のコストをかけており、「100万円以上」では全体の80%以上となっています。

効果は見込めるが手軽に始めるにはハードルが高いのが動画コンテンツの現状と言えそうです。InstagramやTikTokなどの短尺動画を活用してコストを下げる手法もありますので、お問い合わせ下さい。

参考:【株式会社Candee】採用に成功している企業の63.3%が採用活動で「動画コンテンツ」を活用 62.3%が「内定承諾率の向上」を実感

求職者が視聴したい採用動画とは

では、求職者はどんな採用動画を求めているのでしょうか。2023年1月に、就活生や1年以内の転職経験者を対象に実施された調査では、約7割が「カッコよさ」より「身近さ」を感じる動画に志望度が高まった、と回答しています。

コストをかけてアニメーションやCGを活用して「カッコいい」採用動画を制作しても、求職者には響かないということです。

また、動画の長さも重要です。2021年10月に20代・30代を対象に行われた調査では、採用動画を視聴する際に「何分まで見ますか?」という問いに対する回答は次の通りとなっています。

1分   25%
2分   20%
3分   30%
4分以上 25%

1~3分が75%を占めており、「3分以内」とする必要があると言えます。採用動画を制作する際には、「社員の1日」「働く環境」などのコンテンツを「身近さ」を感じさせつつ「3分以内」で構成すると良いでしょう。

ただし、前述の通り「事業やサービス紹介」「社長・事業責任者のインタビュー」がコンテンツとして必要ないというわけではありませんので、記事など複数のチャネルで採用広報全体を運用しましょう。

参考:【株式会社moovy】採用動画のトレンド、「かっこいいvs身近さ」求職者はどちらを好む? 就活生・転職経験者の約7割が「身近さ」のある動画を希望

参考:【Givee株式会社】【2021年版調査】採用動画は1分から3分まで!!Givee株式会社が採用動画トレンドをレポート

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