採用広報・採用ブランディングコンサルティングのカキモトリクオフィスです。今回は採用広報を開始する前に行うべき魅力の整理について説明します。
自社の魅力はどこにあるのか?
求職者にとって、自社は転職先(就職先)として魅力があるのでしょうか。
採用広報をはじめるにあたっては、まず自社の魅力をしっかりと見つめ直しましょう。経営陣と従業員の間で、自社の魅力について温度差が生じている場合もあります。
「自社の魅力はどこにあるか」社員を対象としたアンケート調査を実施すれば、魅力の整理にもつながります。
技術の先進性が自社の魅力、と考えていた開発系企業の社員に調査したところ、入社の決め手は働きやすさと人間関係の良さだった、という事例も実際にありました。
企業側の目線ではなく、求職者の視点で自社の魅力を再度洗い直すのが重要です。そのうえで、求職者に自社のどの部分を魅力と感じてほしいのかを考えましょう。
企業の魅力とは
では、企業の魅力にはどんな種類があるのでしょう。
カキモトリクオフィスでは、企業が採用広報で伝えるべきコンテンツのテーマを「ABCDE」の5つに分類しています。自社の魅力整理にご利用ください。
Associates(人)
Business(事業)
Career(仕事とキャリア)
Destination(企業のゴール:ミッション・ビジョン・バリュー・パーパス)
Ennvironment(職場環境)
ABCDEのそれぞれの主な要素を紹介します。
Associates(人)
・経営陣の考えや人物像
・一緒に働く同僚たちの人柄
・取引先や事業パートナー
Business(事業)
・展開している事業や製品サービスの詳細
・市場における強みと課題
・今後の事業展開
Career(仕事とキャリア)
・1日の過ごし方
・キャリアパス
・評価制度
・キャリアアップ支援
Destination(企業のゴール)
・MVVやパーパスの解説
・会社の将来の姿
・会社名の由来や成り立ち
Environment(職場環境)
・オフィス環境
・福利厚生
・社内イベント
・IT環境
魅力を作り出す
そもそも論として、求職者にとって魅力に乏しい企業も決して少ないとは言えません。もし、自社の魅力の乏しさを再認識してしまった、という場合には、採用広報をいったん延期して、まずは自社の魅力を作り出すプロセスを優先させましょう。
ある中堅企業は、業績が好調だったためバリューやパーパスを定義していませんでした。それでも成長できていたからです。
しかし、会社の将来の姿をイメージできなければ求職者は不安を感じてしまいます。そこで、採用広報を実施する前にミッション・ビジョン・バリューを改めて定義した、という事例もありました。
給与水準を改定したり、休日休暇を増やすといった待遇面の魅力向上は大変ですが、現実的に対応できる施策もあります。人気の福利厚生サービスやちょっとしたインセンティブの導入は一例です。
求職者にとって魅力的な施策であれば、従業員の定着率向上にも役立ちます。採用広報をはじめるにあたっては、自社の魅力を整理する、魅力が乏しい場合には一度立ち止まり、競合に勝てる魅力を備えたうえで改めて開始しましょう。
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