採用広報・採用ブランディングコンサルティングのカキモトリクオフィスです。今回は採用広報コンテンツの公開頻度についての考え方を説明します。
採用広報コンテンツの最適な公開頻度はさまざま
採用広報コンテンツの最適な公開頻度について、多くの企業が頭を悩ませているのではないでしょうか。
職場環境やキャリアパスの紹介、経営陣や社員のインタビュー記事など、採用広報はさまざまなジャンルのコンテンツを用意する必要があります。数本の取材記事を公開すれば効果が出るという施策ではありません。
多角的な視点で企業の魅力を継続的に伝えていく努力が求められ、工数とコストが必要な施策です。専任のスタッフを用意して毎週のようにコンテンツを公開している企業もあります。
中でもソフトウェアテストで知られる株式会社SHIFTでは、採用広報コンテンツの充実に努めており、キャリア採用サイトでは年間約200本の記事を公開しているといいます。
参考：SHIFTがはじめた採用広報・コンテンツ制作#1 連載スタート！「私たちはこうやった」全公開します！
一方で、コストと工数というハードルを超えられなかったのか、採用広報プラットフォームを見ると更新を停止したままの企業も少なくありません。
一般的に企業が採用広報に取り組む場合には、どのような頻度でコンテンツを制作すればいいのでしょうか。もちろん、採用広報コンテンツの最適な公開頻度は企業ごとに異なります。
新規事業を次々に立ち上げている勢いのあるベンチャー企業なら、事業部や部署が次々に新設されるでしょうし、会社の制度もどんどん変わっていくため、高い頻度でコンテンツを作り続ける必要があるでしょう。
しかし、従来から行ってきた事業を守る形で存続している企業の場合、コンテンツが一定程度充実すれば、以降はそれほど多くのコンテンツを制作しなくても採用広報の効果は発揮できるかもしれません。
そこで今回は、採用広報コンテンツの公開頻度について目安となる情報をご紹介します。
採用広報コンテンツ公開数の参考値
採用広報プラットフォームとしても知られるWantedlyでは、四半期ごとの採用市場動向を「トレンドレポート」として定期的に発表しています。
2024年3～5月のトレンドレポートが9月中旬に発表されたばかりですが、その中に「ストーリー機能における動向」として、Wantedlyユーザー企業のストーリー公開数が掲載されています。それによると、1社あたりの月平均ストーリー公開数は4件。
Wantedlyのユーザーだけあって、採用広報に力をいれる企業が多いのでしょうね。なお、Wantedlyのトレンドレポートには、ストーリー公開数のほかにも、「募集機能における動向」として雇用形態別や職種別の月平均公開数、スカウトの平均送信数も紹介されています。
トレンドレポートのご請求はこちらから
参考：今月のトレンドは？Wantedlyの最新情報を公開
採用広報は持久力が問われる施策
ただし、毎月4本のコンテンツを制作・公開し続けるのはコスト・工数的になかなか大変です。
取材記事を1本制作し公開するまでに1ヶ月～1.5ヶ月程度必要とすれば、常時4～6本のコンテンツがパラレルに制作スケジュールに乗っていることになります。外部に制作スタッフを用意しても、コンテンツの企画や社内の確認、KPI管理で専任担当者を用意するレベルです。
これから採用広報をはじめる企業なら、まずは月2回程度から始めるといいかもしれません。それでも1年間継続して公開できるコンテンツの数は年末年始やGW、夏季を考えると20程度に過ぎず、2年、3年と長期的に取り組むべき施策であることがわかります。
採用広報は短距離走ではなく長距離走、持久力が問われる施策です。社内の工数が不足している場合は、外部のコンサルタントに協力を依頼してもよいかもしれません。
カキモトリクオフィスならプロのノウハウをすぐに活用していただけます
カキモトリクオフィスでは、上場企業からベンチャー企業まで、採用ブランディング・採用広報のスペシャリストとしてプロのノウハウをすぐに活用していただけます。また、Wantedlyオウンドメディア「HirinGeek」にも記事を提供しています。
ワンストップでサービスを提供しているため、戦略設計からコンテンツ企画、経営陣や社員への取材と撮影に記事制作、KPI管理とご報告まですべておまかせいただけるのが特徴です。
もちろん、「記事を制作する余裕がないから取材記事の制作だけ依頼したい」というご要望にもお応えしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。採用広報や採用ブランディングに関するオンライン相談も承っています。
カキモトリクオフィスの採用広報支援サービスをご紹介しています。こちらからご覧ください。
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