採用広報・採用ブランディングコンサルティングのカキモトリクオフィスです。今回は採用広報と企業広報・事業広報の統合について説明します。
広報チャンネル統合の動き
採用広報と企業広報、事業広報を統合した総合的な広報チャンネルの育成に目を向けはじめた例が増加しています。
採用広報プラットフォーム側でも、noteの採用広報関連機能が充実してきました。そこで、従来からの複数マガジン作成機能を通じて採用広報コンテンツをはじめ、企業広報・事業広報またテックブログなどを統合する動きが見られています。
noteの複数マガジン活用手法
・採用広報コンテンツの集約
社員インタビュー、カルチャー紹介、オンボーディングの流れを採用広報コンテンツとして運用。
・エンジニアやクリエイター視点の発信
テックブログで、開発体制や挑戦事例を発信。
・企業の信頼醸成とブランド価値強化
「企業広報」マガジンで代表メッセージ、IR情報、SDGsなどを発信。
広報チャンネル統合の背景
1.タッチポイントが多様化している
コーポレートサイトや各種SNS、動画、そして採用広報プラットフォームなど、企業の広報チャンネルが多様化が進んできました。
それぞれのプラットフォームには長所・短所があります。そして、求職者を含むステークホルダーは、すべての広報チャンネルをタッチポイントとしているわけではありません。
そのため、ワンストップで企業に関するさまざまな情報を提供できるタッチポイントの必要性が高まり、広報チャンネルの統合につながっています。
2.運用が煩雑になっている
複数のSNSや動画チャンネル、採用広報プラットフォームの運用には多大な運用コストが必要です。また、工数も煩雑であり、企業側に管理の簡素化ニーズが生じています。
そこで、企業広報・事業広報・採用広報など複数の広報チャンネルを統合できるプラットフォームへの関心が増しています。
広報チャンネル統合のメリットと課題
広報チャンネルを統合することで、企業は価値観や企業理念の一貫した伝達力を強化できます。また、さまざまな広報チャンネルへの分散が招いていたコストや工数の増加を吸収し、効率良い広報活動の展開が可能となります。
一方で、課題としてあげられるのは社内の連携や調整を強化する必要性の高まりです。これまで採用広報は人事部、企業広報は広報部など各セクションごとに運用していた広報チャネルの統合によって、複数の部門が連携する必要が生じるためです。
広報チャンネルの統合は求職者を含むステークホルダーにとって、企業の情報を俯瞰できるという利点がありますので、今後もこうした動きは増えていくでしょう。企業側には、広報や人事、各事業部を横断したプロジェクトを形成して、広報体制をトータルに高めていく体制が求められます。
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